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嗅ぐや姫(単話)
むかしむかしあるところに竹取の翁という者がいた。彼は高齢になるまで嫁を娶ることもなく、ずっと竹を取り生きてきた。ある日、いつものように翁が竹を取りに山へ行くと、他のものよりも太く、光る竹を見つけた。その竹を割ってみると中には女の赤子と財宝が詰まっていた。竹取りの翁はたいそう喜び、財宝を持ち帰り、女の子を育てる事にした。そして数年後──、女の子は姫のように美しくグラマラスに成長し、名を「かぐや」と付けられた。名前の由来は、大泣きしてた赤子が翁の匂いを嗅ぐと必ず泣き止み笑顔になったからであった。かぐやはその姫の様な美しさと身体で貴族達から「かぐや姫」と呼ばれ、求婚が絶えなかった。しかしかぐやは匂い